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大井川鐵道
  大井川鉄道ホームページ:http://www.oigawa-railway.co.jp/
大井川鉄道について
  大井川鉄道は、日本の静岡県内に位置し、大井川沿いに敷設された鉄道であることから、この名前に命名されました。当初は、ダム建設や発電所設備の運送のために建てられた鉄道で、その後、付近の産地で生産された木材の運輸に転用され、また、風光明媚な景観を活かして観光鉄道として発展しました。鉄道の全線は本線と井川線に分かれ、共にトンネル約65ヶ所、橋約45本を通過し、合計で全長65kmです。
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(一)本線
 

大井川鉄道本線は、金谷駅から千頭駅までの区間を指し、途中経由する駅には「金谷、新金谷、代官町、日切、五和、神尾、福用、大和田、家山、抜里、川根温泉笹間渡、地名、塩郷、下泉、田野口、駿河徳山、青部、崎平、千頭」等の19の駅があり、全長39.5kmです。
路線の最高海抜は299mで、最大傾斜度は1000分の22、最小曲線半径は300m、レール幅は1.067m、車両幅は2.7mで、蒸気機関車と電車が運行し、電車の乗車時間は約1時間15分、蒸気機関車は約1時間25分です。本線は、1931年12月に開通し、1949年に全線が電化されました。
大井川鉄道株式会社、メンテナンス工場、車庫は「新金谷駅」にあり、旅行客が乗り換えやすいよう、新金谷駅と金谷駅を結ぶ約2.3㎞の鉄道区間を建設し、大井川鉄道の出発地点「金谷駅」と「JR東海道線の金谷駅」が共同利用駅となりました。面白いことに、大井川鉄道の金谷駅と新金谷駅の関係は、まるで阿里山森鉄の嘉義駅と北門駅の関係に似ています。
静岡県は日本の有名な緑茶の産地で、旅行客は大井川鉄道に乗って新金谷駅を出発し、「代官町、日切、五和、神尾、福田」駅等の区間を経由する際、しばしば車窓から草原や茶園が見られ、地方の特色を感じさせます。「抜里駅」を通過すると、大井川に横たわる最初の橋に入ります。次に、「川根温泉笹間渡駅」を通過し、この時に、地名駅までの間に1000分の20の上り坂が続きます。早期の蒸気機関車の坂道を上る能力からすると、非常に険しい区間です。列車が次第に上り続け、その内「青部駅」から「千頭駅」までの間、大井川を3回往復することができ、また、本線で最も傾斜度が急な1000分の22はこの区間です。そしてついに、大井川本線の終点駅-「千頭駅」に到着します。 日本の有名なSL蒸気機関車(Steam Locomotive蒸気機関車の意味)がこの区間で走り、沿線ではしばしば蒸気機関車がレトロな客車を牽引して運行し、静岡の茶園を通過します。
車上では、車長が吹くハーモニカの音色、口ずさむ伝統の歌を聴きながら、窓の外の美しい茶畑の風景を観賞することができます。また、車両内は独特な木の温もりに包まれ、まるでゆりかごに揺られるように前進します。時間が巻き戻るような錯覚を覚え、これこそ、日本で非常に愛され、よく知られる鉄道の風情の旅です。2015年からは実際の蒸気機関車をイギリスの子供映画「きかんしゃトーマス」の登場機関車に改造したSL列車が運行され、日本中が注目するニュースとなりました。
千頭駅付近では、千頭SL資料館を見学することができます。館内には様々な各大井川鉄道の歴史を紹介する写真や模型が展示され、また、阿里山森林鉄道と協力し、友好を示す数多くの文物が保存されています。阿里山鉄道に対する深い友情はいつまでも変わることなく、この友情は永遠に続くことでしょう!

 

 
  大井川鉄道のSL運行風景  列車の車窓から見える緑茶園
 
井川線
  井川線は、千頭駅から井川駅までの区間を指し、途中経由する駅には「川根両国、沢間、土本、川根小山、奥泉、アプトいちしろ駅、長島ダム、ひらんだ、奧大井湖上、接岨峽温泉、尾盛、閑蔵、井川」等の13の駅があり、全長25.5kmです。路線の最高海抜は686mで、 最大傾斜度は1000分の90、最小曲線半径は50mで、レール幅は1.067m、車両幅は1.84mで、主にディーゼル機関車が走り、全行程の乗車時間は約1時間50分です。井川線は1959年 8月に運営が始まり、一部区間は電気化されました。
井川線は、井川ダムの建設器材の運搬用に敷設された鉄道で、線路状況、車両、電気化等、各項目の運営条件は本線に比べて簡素化されており、鉄道に乗って井川に向かう乗客は、千頭駅で井川線に乗り換える必要があり、この駅には手動式の転車台が残されています。全体で見ると、路線は山地に入っているため、トンネル区間が井川線の長さの3分の1を占めています。
列車が千頭駅前の踏切を通過後、大井川に沿って北上し、その内、川根両国駅には井川線の車庫があり、沢間駅は、1968年以前は寸又峽へ向かう森林鉄道の乗換駅でした。そして、特筆すべきは「アプトいちしろ-長島ダム」区間です。アプトいちしろ駅からラック式鉄道がはじまり、駅内ではアプト(ABT)路線で使用されるED901型電気機関車が出発を待っています。列車がここで停車して電気機関車を連結した数分後、電気機関車がやって来て列車の後部に後付けします。この時乗客は下車して写真を撮ることができます。ED901電気機関車と列車の連結作業を見ると、ここでは1000分の 90の上り坂の標識が見られ、連結が終わると再び山へ上り始めます。アプト式区間は2本の線路の中央にのこぎりの刃のような歯軌(ラックレール)が敷かれ、電気機関車は、2つの車輪の間に歯車がせり出し、歯車が歯軌とかみ合って前進することで急な坂を滑ることなく上ります。
この区間では、長島ダムの景色を一望する事ができ、列車が長島ダム駅に到着すると、ED901電気機関車は分離し、列車は元のディーゼル機関車の前進方式で運転されます。この区間の上り、下り坂の運転は、いずれも電気機関車を主要な動力及びブレーキ役としており、また、上りも行も電気機関車は坂の下側に連結されます。
列車が長島ダム駅を通過すると、接岨湖の「奥大井湖上駅」付近を経由する際、ダムの景色を十分に眺めることができます。これも、大井川鉄道関連のポストカードや宣伝ポスター等の代表的なシーンです。最後に、列車は海抜687.6mに位置する井川線の終点「井川駅」に到着します。
 
  大井川鉄道のラック式路線 歯車と歯軌がかみ合う